今年はずいぶん梅雨入りが遅れましたね。松山に至っては例年よりダムの貯水率が低いようで、取水制限が開始されました。真夏に渇水などということが起こらなければいいのですが。こんにちはRISEの白石です。

さて、愛媛では先日、梅雨入りしたかと思えば、お隣九州では早速豪雨による災害が起こりました。今回の報道で「災害警戒レベル」というあまり聞き馴染みのない言葉を耳にした方もいると思います。私もその一人です。今回改めてどのようなものか調べてみました。発端は近年の豪雨災害です。気象庁の出す大雨警報や大雨特別警報では、避難の必要性がわかりにくいとのことで、今年度から取り入れられたのが「災害警戒レベル」になります。レベルは1~5に分かれており、情報発信者はレベルにより異なります。

レベル1:避難の心構えをする。(気象庁が発表)

レベル2:避難行動の確認。(気象庁が発表)

レベル3:避難に時間を要する人は避難開始(市町村が発令)

レベル4:全員避難(市町村が発令)

レベル5:すでに災害が起こっているので、命を守ることが最優先(市町村が発令)

数字にすると危険性が伝わりやすいかと思います。覚えるとすると「4(死)が迫っているから逃げろ」といったところでしょうか。

恐らく今回初めて災害警戒レベルを利用したのではないかと思いますが、レベル4で避難していて助かった方もいたようですし、一定の効果はあったのではないかと思っております。その一方で市町村単位での発令ですので、全員が避難して避難先に入ることができなかったというケースもあったようです。これらの実態については今後専門家の方々が検証してより良い方法を考えてくれるだろうと思っております。災害はないに越したことはありませんが、自然が相手ですので人間にはどうしようもないこともあるでしょう。そんなときに適切な行動がとれるよう、日ごろから避難先や避難ルート、持っていくもの等を確認し、「災害警戒レベル」がどのようなものか把握しておく必要があると思います。この際にぜひ一度ご家族等で避難について話し合ってみてくださいね。