日中の暑さは相変わらず厳しいものですが、夕方の風が何となく秋を感じさせるものに変わってきましたね。昨日は何日かぶりにエアコンなしで寝ることができました。こんにちは、RISEの白石です。

この数か月ブログの更新を怠っておりましたので、今日こそは中身のあることを書かなければと思っております。さて、今年の春ごろにがんの10年生存率が公表されていました。これは2010年にがんと診断された患者が2020年時点でどのくらい生きているのかという統計になります。公表された10年生存率はがん全体で53.3%でした。今回より国際的な算出方法を取り入れたため、生存率が前回調査より7%近く下がって発表されていますが、これまでと同じ算出方法では0.3%上昇していると合わせて公表されており、10年生存率がわずかながら上がっていることが確認されました。とはいえ、がんに罹患すると10年以内に約半分の方が亡くなるという現実はなかなか重たいものですね。

ここで少し踏み込んで、主ながんの部位ごとの生存率を見てみると部位により随分違いがあることが分かります。前立腺がんや乳がんは10年生存率が80%を超えている一方で、膵臓がんは5.4%、肝細胞癌は20.4%など依然として10年生存率の低いがんもあります。それらは以前より生存率が低いままで、今なお発見・治療が難しい現実があるのではないかと推測されます。

私は上記のような統計を含め、がんに関する情報を得る際に、国立がん研究センターの「がん情報サービス」というサイトを見るようにしています。URLはhttps://ganjoho.jp/public/index.htmlです。ここには部位ごとのがん情報や、かかった時に知りたいこと、治療に関する情報など多くのことが分かりやすくまとまっています。インターネットで闇雲に色々な情報に触れるよりは正確な情報が得られるかと思います。皆さんも何かしらの理由でがんについて少し詳しく知りたくなった場合にはぜひ「がん情報サービス」を検索してみてください。