こんなに短い期間でブログを更新するのはずいぶん久しぶりのような気がします。それだけ少しでも早く多くの方に届けたい出来事があったからです。こんにちは、RISEの白石です。

早速ですが、本日は先進医療についてです。白内障の治療に用いられる「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」が4月から先進医療に該当しなくなる可能性が高まっています。そもそも先進医療は厚生労働省が健康保険の対象にするか判断するため決められた病院で統計を取りながら試験的に行っている治療です。そのため先進医療は健康保険の対象ではなく、治療費は全額自己負担となっています。先進医療の対象は厚生労働省により定期的に見直しが行われています。今回はその見直しで、「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」が外れる可能性が極めて高くなっているのです。

最近の医療保険には「先進医療特約」がついていますが、厚生労働省が先進医療の対象から外すということは自動的に「先進医療特約」の対象からも外れてしまいます。私の経験では先進医療の請求件数の大部分は白内障治療によるものです。「先進医療特約」をつけられている方で「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」を考えている方は早めに行うことを検討したほうがいいかもしれません。

ちなみに「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」は4月以降「選定療養」というくくりになり、保険診療部分と自費部分とを組み合わせたようなものになります。「水晶体再建術」という手術部分は健康保険の使える保険診療となるため、民間の医療保険等は手術給付金の対象になってくるかと思います。多焦点眼内レンズを用いた場合も忘れずに給付金の請求をしてみてくださいね。